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奥様と小麦を愛するオーナーが生み出す、頬緩む幸せパン

パリジャン(群馬県)

ぱん結びStaffせつ

あのパンの裏側

ぱん結びに軒を連ねる名店パン屋さんの秘話に焦点を当てた「あのパンの裏側シリーズ」。
お店へ密着取材して、皆さまへお届けします。

本日は、おしどり夫婦が営まれているパリジャンのパンにスポットライトを当ててみました。

こんにちは、ぱん結びStaffせつです!
本日は、群馬県の住宅街にあるパリジャンに行って参りました!

温かいご夫婦に迎えられて

高崎駅からワンマン電車に乗ると、緑広がるのどかな風景に癒されます。
さらに、眩しい太陽に照らされながら、約10分歩きますと、パリジャンに到着。
太陽よりも眩しい笑顔のご夫婦に出迎えられました…!
この地で40年以上お客様に愛され続けるお店です。
本日は、お二人にパン作りに対する熱い想いを伺うべく、インタビューをさせていただきました。

…の前に、「ちょっとパンと珈琲でランチでも食べなよ~~」という奥様の優しいお言葉に甘え、まずは、たらふくパンをいただきました…!
いつ食べても、もっちりとした生地が本当に美味しいパンです。
ついつい頬が緩みます。
取材というお仕事に来ていることを忘れてしまいますね(汗)
ごちそうさまです…!

オーナーの“奥様”と“小麦”への愛

食べ終えたところで、厨房でパンを作りに励む大澤オーナーに、パン屋さんを始めた理由を伺いました。
返ってきた答えは、「女房を愛しているからだよ!!!」と。
質問をした私が赤面してしまいました///

と言いますのも、元々は、割烹料理屋を開きたかった大澤オーナーですが、奥様が寒冷蕁麻疹という、寒い場所にいたり、冷たい物が肌に触れると蕁麻疹が出てしまう病気のため、断念。

割烹料理屋だと、お魚やお肉など、冷たい食材を扱いますもんね。
という理由から、比較的暖かい環境のパン屋さんを開くことにしたのだとか!
それから開業へ向けトントン拍子に話が進み、ほぼ独学で製パン技術を学ばれたそう。

色々お話を伺っていると、小さい頃、大澤オーナーは「パン屋さんになりたい」、奥様は「パン屋さんのお嫁さんになりたい」と周りに話されていたそうです。
お二人でパン屋さんを開くのは運命だったのかもしれません…!素敵!!

続いては、美味しいパン生地の秘密を探ってみました。
パリジャンのパンには、国産の10種の小麦や、奄美諸島産のきび砂糖などの原材料を使っています。
原材料にとことんこだわる理由について、大澤オーナーは、「良い食材をパンに取り入れることで、体に良い物を作りたい」と。
「日本人の体には日本の風土でできた素材が合う」との信念から素材選びをされているそうです。
スーパーで野菜や乾物を見ていても、「この美味しい食材たちをどのようにしたらパンとして、皆に届けられるかな。」と思いを巡らせるそう。
常にパンのことを考えているんですね。

今日はお仕事を頑張ったからちょっといいデザートでも買って帰るか、くらいしか考えていない私は、ちょっぴり恥ずかしくなりました…。

中でもこだわりが垣間見えたのが、「小麦」!
国産小麦の中でも、産地によって、ひいては同じ産地の同じ品種の小麦でも、収穫される年によって、パンの味が変わってしまうそうですよ!

小麦粉の選定方法を聞いたところ、「肌で感じるんだ」という大澤オーナー。
つまり、生地を捏ねていると、自身のイメージするパンに近いか手で分かるということですね。

さすが、ほとんど独学で美味しいパンを40年以上突き詰めてきた研究熱心なパン職人さん!!

ここ最近は、趣味でうどん作りにも励んでいるそうです。
小麦への愛情が、パンだけだとこぼれてしまうのですね…!奥様への愛情もしかり、小麦愛が深いです。

奥様は「主人が作るうどん本当に美味しいの!!」と太鼓判を押されていて、小麦中毒の私は、うどんも食べてみたいと欲張りな気持ちになりました…。

息子さんは、世界一に輝くパン職人に

お店は、決して交通の便が良いとは言えない場所にありますけれど、県外から来られるパリジャンファンもたくさんいらっしゃるそう。
「何度も足を運んでくださるお客様に感謝の気持ちでいっぱい」とおっしゃる奥様は、眩しい笑顔がとってもチャーミングです。
そして、なんとお二人の息子の大澤秀一さんは、フランスで開かれたパンの世界大会「第7回 モンディアル・デュ・パン 2019」の世界一に輝いた方です。
厨房にある作業台より身長が低いほど幼い頃から、パン生地を触っていたそうです。
既にパン屋さんの片鱗があったのですね。

昔から手先が器用で、こ~んな細かなパンを作っていたんだそう。
今や、都内に2店舗を構える「コム・ン」を開き、群馬県を飛び出して、羽ばたいていかれました。

その原点はパリジャンにあるのですね。

そして、ぱん結びユーザーの方へのコメントを奥様へ伺ったところ「本当は実際にお店にも遊びに来て欲しいのだけどね!」とおっしゃっていました。
通販担当としては声を大にして言えないですが、私も心からお店にも立ち寄って欲しいと思ったのでした…。

オーナーが最も食べて欲しいパンは…

そして、小麦マニアの大澤オーナーが一番食べて欲しいパンは、「バゲット」だそうです。
「小麦粉の他、水、塩、イーストと、とてもシンプルな原材料で出来たバゲットは、作り手の考えが出るんだ」とおっしゃっていました。

帰宅後さっそくシンプルにバターのみをサンドしていただきました。
大澤オーナーのおすすめの食べ方です。
パリジャンの愛情を感じる、うっとりする美味しさでした…!

ということで、本日はパリジャンの魅力にせまりましたが、あのパンの裏側には、お二人の深くて熱~い愛情が、ぎゅぎゅっと詰まっているのでした~。

小麦マニアで、研究熱心な作り手のオーナーと、笑顔の絶えない温かい奥様との二人三脚で歩んできたからこそ、ほっこりとした美味しさをパンから感じるのですね。

この記事のライター
ぱん結びStaffせつ

朝食は小麦と珈琲が欠かせない。
休日は頭の中を空っぽにして1日中ゴロゴロ。来世はセレブの家の猫になりたい人間です!